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放射線科(技術部門)

概要

現在の医療において画像診断は必要不可欠です。病院の中央診療部門に設置される放射線科は様々な大型医療機器を用いて診断、治療に利用する画像の提供、被ばく管理などをおこなう放射線に関する専門部署です。

検査・治療紹介

一般撮影

レントゲン検査としてよく知られています。
X線を使用して胸部、腹部、骨などの状態を調べる検査で初めにおこなう画像検査として広く利用されています。

CT

X線を360度方向からあて、体の断面画像を作成する検査で、骨・血管・内臓などの詳しい情報を得られるのが特徴です。検査時間も短く緊急時などにも利用されることが多い検査です。

MRI

他装置と違いX線ではなく強力な磁石と電波を利用して体の断面画像を作成する検査です。CT撮影と同様に断面画像を得られますが、それぞれが得意とする部位、疾患などにより使い分けています。X線を使用しないため被ばくはありませんが、検査をおこなう上での制約があり、時間も長くかかることが特徴です。

血管撮影

手首や太ももの付け根からカテーテルという管を挿入し、X線で見える造影剤という薬を血管に流しながら連続的に血管の撮影を行う検査です。これにより血管の形態、血流を観察できます。また検査だけでなく血管を拡げたりする治療もおこないます。

X線TV

X線を連続的に使用してリアルタイムに体内の観察をおこなう検査です。骨折時の整復、体内カテーテルの設置や入替え、胃検診など様々な用途に使用されます。

乳房撮影

乳房を強く圧迫し、薄く伸ばした状態でX線を使用して撮影します。早期乳がんに伴ってできる小さな石灰化を見つけるのに有用な検査です。当院では女性技師が担当しています。

外科用イメージ(Cアーム)

外科系の手術においてX線を連続的に使用してリアルタイムに体内の観察をおこないます。特に整形外科の手術においては不可欠なものとなります。

回診X線撮影

病棟や手術室など搬送のできない患者さんのそばに装置を移動させてX線撮影をおこないます。

骨密度測定

骨の強さに関わる成分量を測る検査です。骨粗しょう症という骨がもろくなり骨折の可能性が高くなる病気の診断に有用です。早期の発見と定期的な検査により適切な予防が可能となります。当院ではDEXA法を用いて高精度測定を提供しています。

マンモグラフィ検診施設画像認定

当院は2018年3月に「マンモグラフィ検診施設・画像認定施設」を取得しました。マンモグラフィ検診施設・画像認定施設とは「NPO法人 日本乳がん検診精度管理中央機構」が、マンモグラフィ検診の精度を高め、それを維持するために撮影装置や実際に撮影された写真、撮影に要したX線量などを評価し、検診に必要とされる基準を全て満たしていると認定した施設です。また当科には「検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師」を取得した診療放射線技師が在籍しています。